カンボジアでフリースクールをやってます。
スタッフと私の奮闘記です。
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みなさんは、あしながおじさんをご存知でしょうか。
(今日のブログは、別に真面目な内容のものじゃないので、ご安心を。 いつものアレです。) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%95%E3%82%93 長いので、必要なとこだけ、コピー。 「孤児院で育った少女ジュディ・アボットが一人の資産家の目にとまり、 身寄りのない少女に進学のための援助を行なう「あしながおじさん」は、
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3月8日(先週の金曜日)は国際婦人デー。
学生からたくさん花をもらいました。 写真はその一部。 さすがに、5クラスも持っていると、 それぞれのクラスが花をくれて、 他のクラスの花の値踏みをしているのが、おかしくって。 ありがたき、幸せ! 日本語教育について、語る・・・。 そんな身分では、ございませんので。 学生の間違いを取り上げるのは、 本当に悪いと思うのだが、 やっぱり誰かに話したいことはあるもので。 ここだったら、皆さんも 私の学生について、知らないので。 今まで、自分が受け持った学生の間違いで、 (申し訳ないが・・・)一番面白かったのは、 クラス一、落ち着いていて、きれいな女の学生 (外国人が来るような、おしゃれカフェのマネージャー)のテスト。 答えに 「さんぽ」 と書くところを、 「ちんぽ」 と書いてしまった。 確かに、左右反対だけど・・・。 この記録は、その後、2年以上破られていなかったが、 今日、その記録に匹敵する答えが。 先日のブログで、わたし、いか、おさけ、すきです・・・と 言っていた学生のことを書いたが、今度も彼。 5月から、日本に3ヶ月、設計の研修に行くぐらいの 仕事では、期待の星。 今日のひらがなミニテスト。 私が「くろ」と言って、みんなが書き取る問題。 彼の答えは・・・ 「くそ」。 こっそり、意味を教えてあげると、恥ずかしそうに テヘヘって笑っていた。 いつもは、ミニテストは満点の彼だから、 こっちも笑って。 まじめだけど、ちょっとヌケてる彼なので、 みんなに好かれている。 もちろん、私も大好き。 昨日、日本の学校で、教師歴数十年のベテランで、 ベトナムに来て、日本語教師をしている方、お二人と ご一緒させていただいた。 お二人とも、私は大好きで、 高校時代、会っていたら、 絶対人生変わっていたわ、というような人だ。 (私は、高校時代、すごく尊敬している先生がいて、 数学か物理の先生になりたかった。 数学の先生に、お前が教師になっても、 学生からの質問にきっと答えられない、と言われ、 更に、メタルカラーの時代(昔の週間ポストに連載)という本を 読むようにと渡されて、受験勉強の最中に、必死で読んで、 建築学科に行った。) そのお二人と話した際に、 私は今まで、あまり教師としての自分に、自信が持てなくて、 学生を叱れなかったし、 人に自己紹介をするときも、 申し訳なさそうに、日本語を教えています・・・と言っていたが、 日本語を教えて、4年になって、 ようやく、自分も、ちょっとは人に日本語を教えている、と 人並みの声で言えるし、 本当に悪いときは、学生を叱れるようにもなってきた、 という話をした。 すると、 教師になりたての頃には、 みんな自信がなくて、なかなか叱れない、 学生を叱れるようになったら、 それは、大きい成長だ、 という、ありがたいお言葉。 少しずつではあるが、私も成長しているのだろうか。 もうちょっと、頑張ってみよう。 ちなみに、そのお二人の一人が、 前にこのブログを見たことがあるようで、 あのブログの中身は、男が書いてるようだ!! と言っていました。 今日、答えに「くそ」と書いてしまった彼。 毎日テストをしていて、連続10回満点。 今日間違ってしまった1点分。 もし、楽しく笑ってくださる方がいらっしゃったら、 その1点分を、ここをクリックして、満点にしてあげてください。 ↑ カンボジアの市場の様子。 果物がいっぱい。 カンボジアは、もう、かなり暑くなってきているので、 おいしい果物が店先に並びます。 前回、日本語の勉強について、書いたので、続きで。 私が、今教えているのは、日系の会社。 なので、学生も社会人である。 しかも、日本人スタッフと話す機会が多い人が中心なので、 幹部とまでは、言わないが、 数年の勤務経験がある人がほとんどだ。 すると、自然に年齢層が高くなる。 20代後半がほとんど。 30過ぎもいる。 結婚している人も多いし、 子どもがいる人だっている。 日本語を勉強している学生は、一般的には ほとんどが大学生(高校生)か、社会人1,2年目が多い。 しかし、私は、こういうちょっと年齢層高めの学生が好きで、 (年齢層が高いと、やはり話も合うし、 なんとなく、ここが覚えられない、というツボも理解できる) 元サラリーマンとしては、 仕事との両立の大変さも分かる。 以前には、大学生や若い人を中心に教えていたこともあるが、 社会人のほうが、 すぐに仕事に直結した表現も教えらるし、 目的意識も高い。 そして、もちろんいろいろ違いもある。 授業の際には、 学生が興味を持つような文を作るようにしているのだが、 若い人だと、 彼、彼女がいますか? で盛り上がるところ、 そこは、アダルトな学生たち。 何か、私に伝えようとしている・・・。 え、あんたが言いたい文って、 愛人がいますか? 世界で一番大切なものに、 迷わず お金 と答えたり(せめて、家族って、言ってよ)。 AとBとどちらがいいですか。 (例:コーヒーと紅茶とどちらが好きですか。) の例文に、 妻と愛人とどちらがいいですか、 との力作。 そして、今、教えている日本語の勉強を始めて、 1週間のクラス。 昨日まで、ひらがなのあ行と、か行を勉強した。 このひらがなを教えるときに、 勉強したひらがなを使った単語を書いて、 読ませるのだが・・・。 (例えば、あ行とか行を勉強したら、 かい、いか、かお、えき・・・など) 今日はさ行を勉強して、 かさ、いす、あせ、おかし、おさけ、すき、せかい、すいか・・・など の単語を読ませて、 ちょっとしたゲームをして、 授業が終了。 そして、帰り際に、 私が「オヤジ顔」と、心の中で呼んでいる学生が、 ぼそっと、 おさけ、いか、すきです・・・。 あんた、さいこー!! 八代亜紀(舟歌)かと思った・・・。 絶対、上手くなる!! 伝えたい気持ち、今、私の胸に来た!! まだ、日本語を勉強して、 3日かそこらで、もう笑いがとれるとは。 私の勝手な持論で、 頑張って、日本語でおもしろいことを言おうとする人は、 上手くなる可能性大。 さあ、みんなで私を笑わせるぐらいにまで、上達してけろ! お酒はぬるめの燗がいい方も 魚はあぶったイカでいい方も 舟歌(八代亜紀の名曲)を思い出した方は、一押しお願いします。
全員合格を祈って、 一押しお願いします。 ↑ 6時半からの日本語のクラス。 授業が終わると、7時半なので、 私としては、暗い道を帰るのは、大丈夫かな、 なんて、心配しているんですが、 ボランティアの人と遊んで、 8時過ぎまで、センターにいることも、しばしば。 9月に、フリースクールに来て、 「カンボジアの教育」というテーマで、 卒論を書いていた大学生の方から、 昨日、「卒論ができました。」とメールをいただいた。 丁寧に、卒論も添付してくださって、 メールをあけて、すぐに全部読んでしまった。 そこで、私が知らない、 いろいろなカンボジア教育事情を学んだ。 以前にも書いたが、 カンボジアの教師の給料は安い。 前に教えていた学生の話では、 高校や大学のテストの度に、 1、学生からお金を取る、 お金を払わなかったら、試験を受けさせてもらえない。 2、試験に不合格でも、お金を払えば、合格。 私立大学になると、ある程度、お金を払えば、合格できる。 (※高校卒業後、試験はあり、 それに合格しないと、大学には入学できないが) なんていう話は、よく聞いていて、 ある程度、カンボジアの常識。 また、副業として、 うちで塾を開いている、教師も多々。 そこで、授業料を取るのも、 普通の学校を休んで、 そこの学生を連れて行って、 その塾で教えて、儲けているのも。 まあ、みんな知っていること。 ちょっと、話は飛ぶが、 我々のフリースクールでは、 公立の学校に通っていない子も、何人かいる。 設立当初に聞いていたのは、 1、制服や文房具、教科書が買えない。 2、ゴミ山でゴミを拾っているので、 学校に通う時間がない。 (朝昼が、ゴミ収集車がゴミを廃棄していく時間なので) 3、親が、学校に通わせる必要性を感じていない。 (でも、フリースクールは、一応、友達ができるし、 託児所がわりに使える、という考え。) だったので、 ずっと、そんな感じだ、と思っていた。 しかし、彼女の卒論で、分かった事実。 小学校の先生が 1日1000R(1$=4000R)ずつ徴収している、ということ。 (決して、全部じゃないし、 教師によって、金額にもずれがあるとは、思うが。) 1000Rと言うと、 ざーっと、書いてみよう。 1、具をはさんだフランスパンが買える。 2、おかゆが食べられる。 3、豚肉のせご飯が食べられる。 4、ノートが買える。 5、コカコーラが1500~2000Rぐらい。 6、パイナップル1/4が500R。 7、さとうきびジュースが300~500R。 ちなみに、ゴミ山で子どもが 朝から晩まで、ゴミを拾って、3500Rぐらい。 1ヶ月にしたら、5~6$だけど、 親が教育の重要性を感じていなかったり、 本当に金銭面で厳しかったりしたら、 学校に行かせなくなるのも、もっともな話。 無料で教育を受ける権利が、 機能していないのだ。 高校・大学では、常識なので、 まあ、中学はあるだろうとは思ってたけど、 小学校まで。 しかも、テストの時だけじゃなく、毎日とは。 子どもには、平等にチャンスを与えてほしいものだ。 本当に、その卒論を読んで、勉強になりました。 |
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