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カンボジアでボランティア

カンボジアでフリースクールをやってます。 スタッフと私の奮闘記です。

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災害ボランティア


↑ ラオス警察学校の友達。
 前に飲みに行ったときのデジカメ写真を印刷したら、
 穴が開くぐらい見ていました。

この前の中越地震のニュースは、
こちらベトナムでも、というか、私の勤めている工場では
日系企業ということもあり、けっこう知られてます。

古い話で、申し訳ないんだけど、
昔、阪神大震災のボランティアをしたことがある。
と言っても、すぐに思い浮かべるような、
炊き出しとか、壊れたうちの後片付けではなく、
住宅地図を片手に、1件1件うちを回って、
全壊、半壊などをチェックして、
被害状況を地図にプロットし、
それをデータ化すること。
その中で、私が主にしたのは、歩き回っての被害状況調査。

京都の大学の人とペアを組んで、
朝から歩き回って、ひたすらうちを1件1件チェック。
全壊は分かりやすいが、半壊や1/4壊になると、
判断がちょっと難しく、壁のヒビや柱の割れなどで判断。
特に基礎に近い部分に損傷が多いと、
被害は大きいと判断できる。

朝から夕方まで、歩き続けては、一日に1つの町を調べて、
次の日には、また次の町。
そして、それを1週間継続。

全壊は黒とか半壊は赤とか、色分けして、プロットしていくので、
1週間もすると、調べた範囲を広がって、
地図を見ると、すぐに、被害の大きい場所が分かるようになった。
結局、その後は京都の大学の人たちが、
データ化するということで、私の仕事は終了。

それから、8年が経って、海外に出る前に
絶対もう1回行きたいなと思って、
行ってみたが、私が全壊とチェックしたところが、
駐車場になってて、しかも、1箇所じゃなく、けっこういっぱい。
ちょっと寂しくなったが、
ボランティアをしていたときに、ご飯を食べた食堂で
もう1回ご飯を食べて、いろいろ思い出しながら、帰って行った。

中越地震の災害ボランティアで、
喜ばれている人と、問題になっている人がいるそうだ。
喜ばれている人は炊き出しや
お年寄りの家の後片付けをしている人。
問題になっているのは、
とりあえず、来てはみたものの、
住むところの手配ができなかったり、
他のボランティアの人が世話をしてもらわないと、
何もできなかったりする人。

何でも、自分で探していけて、
やれることとやれる範囲を知ってることが重要なんでしょうか。
自分自身、ボランティアの経験は少ないので、
いろいろ考えなきゃいけないな、と思う。
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