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タイトルはゴミ山ですが、写真は、去年のクリスマスのときの教師陣。
学校が始まったときからの、古参メンバーです。
とても仲がよく、言いたいことがいえる仲です。
しばらく学校のことが続いたので、小休止。
学校のすぐ近くにある、ゴミ山について書こう。
このゴミ山は、よく見るフィリピンなんかのスモーキーマウンテンとほぼ同じ。
プノンペンの中心地からバイクで10分程度のところにあり、
少し行くと、近くに置屋街(ピンクのネオン街や、
町の汚水が流れてくる、泡立った川(洗濯機の排水ホースの出口みたい)なんかもある。
町の汚水が流れてくる、泡立った川(洗濯機の排水ホースの出口みたい)なんかもある。
ここに初めて来たのは、3年前。
アンコールのあるシェムリアップには、大学の卒業旅行で行き、
なんとなくではあるが、将来カンボジアで働くという、漠然とした予感があった。
当時、ラオスで働いていた私は、2週間の休みがあり、
将来はカンボジアで働きたいと思っていたので、まだ行ったことのないプノンペンに行こうと思った。
将来はカンボジアで働きたいと思っていたので、まだ行ったことのないプノンペンに行こうと思った。
プノンペンの観光地は、びっくりするぐらいに気分が暗くなる場所が多い。
ポルポトで犠牲になった人の博物館や、無数の骨が置いてあるところなど、
行ったあとには、肩のあたりが、何かが憑いてでもいるかのように、重くなる。
時には、具合が悪くなって、吐きたくなることも。
(学生のガイドの練習で、何度か行ったが、行った後はみんな押し黙ってしまい、
ご飯も食べずに帰ることがほとんど)
唯一、川沿いは比較的、気分がよく、初めて来たときは、
毎日のようにバイクタクシーのお兄ちゃんに連れて行ってもらって、安いご飯を食べていた。
毎日のようにバイクタクシーのお兄ちゃんに連れて行ってもらって、安いご飯を食べていた。
初めての旅行の時は、プノンペンに4日の滞在だったが、1日でいわゆる観光地は見てしまった。
インターネットでゴミ山があるのを知って、それを見るのが、一番の目的でもあった、旅行。
あとの3日はゴミ山に費やすべ、と思った。
ただ、場所もよくわからず、バイタクのお兄ちゃんに、
子供たちがゴミを拾っているところがあるんだけど、知ってる?と聞くと
(当時は英語力もなく、ジェスチャー交じりで、本当にゴミを拾って、説明)、
ちょっと困った顔で、
インターネットでゴミ山があるのを知って、それを見るのが、一番の目的でもあった、旅行。
あとの3日はゴミ山に費やすべ、と思った。
ただ、場所もよくわからず、バイタクのお兄ちゃんに、
子供たちがゴミを拾っているところがあるんだけど、知ってる?と聞くと
(当時は英語力もなく、ジェスチャー交じりで、本当にゴミを拾って、説明)、
ちょっと困った顔で、
「知っているけど、本当に行きたい?」
「プノンペンに来たのは、それが目的だから」
「そんなところ、観光客で行く人、いないよ」
「でも、他に見たいところもないし、ある意味一番の名所だよ」
「分かったよ、明日連れて行くから、なるべく汚くて、目立たない格好をしてこい、
あとは歩きやすい丈夫な靴を履いて来い」
「よろしくぅ」
で、次の日。
バイタクのにーちゃんも汚いシャツとズボンにビーサンに
なぜか、ほっかぶりをして、帽子(どうみても、農家の人)。
なぜか、ほっかぶりをして、帽子(どうみても、農家の人)。
私は、暑いから、Tシャツの上に、ウインドブレーカーとすぐに洗える綿のパンツと運動靴。
途中、行く途中で、にーちゃんが厚いマスクを買ってくれた。
ほこりが多いからかと思ったが、ゴミ山に近づくに連れて、納得。
何台もゴミの収集車がやってきて、行く途中でも、
何人も人が、ビニールやペットボトルをゴミ袋に入れて歩いてきたり、
再利用するために、ビニールを干したりしていた(100㎡ぐらい全部ビニール)。
何人も人が、ビニールやペットボトルをゴミ袋に入れて歩いてきたり、
再利用するために、ビニールを干したりしていた(100㎡ぐらい全部ビニール)。
少しずつ悪臭が漂ってきて、ようやく山の下に着いた時は、
生まれてから見てきた光景で、一番衝撃を受けた光景が広がっていた。
山のいたるところから、変なガスによる煙が出ていて、
子供から大人まで、破れた服や裸足のまま、ゴミをかき分け、拾っていた。
ゴミ収集車が来ると、それはもう争い。
子供を吹っ飛ばして、割り込む大人。
吹っ飛ばされても、果敢に、金目のものに群がる子供。
真っ黒に汚れた顔に、いたるところに擦り傷や切り傷のある子供。
その足元は、穴のあいた長靴ならいい方。
はだしで、血がにじんでいる子供もいた。
しかも、そんなことは気にとめる暇もなく、ゴミを拾う。
これが、同じ人間の生き方なんだろうか・・・。
ちょっと長くなったので、明日に続きます。
子供を吹っ飛ばして、割り込む大人。
吹っ飛ばされても、果敢に、金目のものに群がる子供。
真っ黒に汚れた顔に、いたるところに擦り傷や切り傷のある子供。
その足元は、穴のあいた長靴ならいい方。
はだしで、血がにじんでいる子供もいた。
しかも、そんなことは気にとめる暇もなく、ゴミを拾う。
これが、同じ人間の生き方なんだろうか・・・。
ちょっと長くなったので、明日に続きます。
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コメント
1. 嗚呼、わたしには力無く!
2. ようこそ。
内戦の影響もあって、カンボジア人の心には、一種のダークポイントというか、闇の部分があるように思います。
本当はその部分をほぐしていくのが、先決かなと。
もし協力していただけるなら、どなたか知り合いの方に、このブログなり、ホームページなりを見てもらえるように、伝えていただければ、とてもありがたく思いますので、よろしくお願いします。
3. 最近では・・・・・・
そんなに友達は多くないのですが・・・・・。
それから、出来ればでいいんですが、最近私のように五十歳代半ばとかそれ以上の人たちもブログを見たりしております。字の大きさがもう少し大きければ、もっと読みやすいのでが・・・・・。
陰ながら応援しつつ、これからの一層の活躍をお祈りしております。
4. 字を
お知り合いの方に、アドレスを送ってくださるということで、うれしく思います。
なるべくまめに更新するようにしますので、
これからも応援よろしくお願いします。
5. 無題
でも友人に字の大きさの話をしたら、字を大きくしてみる方法を知らないのかと、ばかにされました。
ふん、画面の大きなコンピューターを使えばいいんだろう!などと答えて、なお失態。
まあ、いいもん。失態は成功の母だもんね。
あっ、母の日終わりましたね。
来月は父の日です。惨事の父ではなくて三児の父より。「う~~っう!判らん、このブログにこんあアホなこと書いてもいいんだろうか。」
藍さんのほうで読んだら削除してくださいませ。
6. 削除は
どちらにしても永久保存しておきますので。
コメントは自由に思ったことを書いてくださいません。
そういえば、昨日は母の日でしたね。
私、渡辺家では、例年母の日、敬老の日、誕生日の1週間ほど前に、何かプレゼントはないのか、という催促メールが届きます。
参事の父なんかはどうかと。
ちょっと偉そうな気がするんですが。
あれ、参事って、公務員でしたっけ?
また、コメントお待ちしています。
7. 惨事は大惨事の惨事で参事ではありませんです。
昨日か一昨日、ラジオで60歳ぐらいのボランティアの人の話を聞きました。
いいボランティアとは、そうなのかも知れないというお話を一杯聞いて、貧富の差別とか区別とか別々とか無分別とか色々あってなかなか深いと思いました。でもカンボディアのスモーキーマウンテンなんか見たら、私なんか冷静では居られないと、まだまだだなとやっと思えているこの頃です。それから父の日の件ですが私なんか妻子からもうとっくに見放されています。
8. すみません。
父の日は見放されても、敬老の日…にしては、
まだお若いですね。
でも、ゴルゴ13並みにスイス銀行に年金が振り込まれるふみりんさん。年齢不詳です。
スモーキーマウンテン、一度来てください。
もうだいぶ慣れましたが、変なガスが出ていて、
いろいろなところで発火しています。
いらっしゃるときは、私がガイドをいたします。
9. お忙しいのに
10. はじめまして
去年のブログですが、状況がよくなっている…なんてことは楽観的希望ですよね。
それでもどうしてもスモーキーマウンテンを訪れずにいらない衝動にかられ再来週プノンペン入りします。
バイクがかなり汚れるため行ってくれない
ドライバーが多いと聞きました。
もし、OKだった場合感謝の気持ちもこめて
往復いくらくらいの料金を支払えばいいでしょうか。
荷物少なめ、なるべく汚い(?)格好で、
すごく参考になりました。
たくましく生きるカンボジアの子供たちに
はやく会いたいです!
お仕事がんばってください。
どうも、初めまして。
タクシードライバーの中には、
なかなか行きたがらない人もいますが、
キャピトルという有名なゲストハウスの前にいる
バイクタクシーは、基本的には大丈夫です。
ちょっと値段は高くなりますが。
私が行く場合には、キャピトル(オルセーマーケットの近く)からで、
3000リエル×往復とおまけに1000リエルですが、
今は、ガソリン代があがっているので、
3500リエルから4000リエルぐらい、平気で言われるかもしれません。
たぶん、そんなにボッているわけじゃない額だと思います。
それに、気持ち分のチップで。
貴重品はなるべくポケットに。
と、汚れてもいいシャツ。
特に、ズボンと靴(ぬかるむのと、ガラスなどもあるので、注意)です。
後は、人の好き好きですが、
匂いがきついので、マスクがあってもいいかもしれません。
前に、ゴミ山で、貴重品を盗られた日本人が、
言葉が分からない、と言うので、
バイクタクシーの運転手が途方にくれて、
フリースクールに連れて来たという例もあります。
スタッフが、警察に連れて行って、
盗難届を出してきたそうです。
もし、時間があったら、
フリースクールにも、遊びに来てください。
気をつけて、よい旅を!