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↑ 服を送ってくれたのが、女性グループということもあり、
女の子が、真剣に服を選んでいます。
サイズを見たり、自分にあうか、あわせてみたり。
どうも、ありがとうございました。
カンボジアの教育事情もその3。
前回はちょとずれてしまったが、今日は、本当に教育について。
まず、今のカンボジアの25歳以上の人で、
小学校を卒業した人が、54%。
ポルポト時代のこともあり、極めて少ない。
識字率は69、4%。
小学校の就学率は86%だが、
留年、退学も多く、実際の出席率は65%。
その結果、中学校の就学率。
男の子27%、女の子だと16%。
いろいろ理由は言われていて、
1、貧しくて(又は仕事が忙しくて)、学校に通えない。
2、親が教育の重要性を感じていないので、
子どもを学校に通わせようとしない。
特に、女の子には、家の手伝いや、兄弟の世話をさせる。
3、学校が遠い。
4、学校がつまらない。
4にも様々な理由はあるが、私の意見も含めて。
カンボジアの多くの学校が、40~50人クラス。
多いと、70人クラスなんかも平気である。
そんなに多くの子どもを、教師1人で見られるだろうか。
ましてや、そんなに子どもがいたら、
発言の機会なんて、ほとんどない。
また、教科書が不足していて、
授業も、教科書代わりに、教師が黒板に書いたものを
子どもがノートに書き写して、1時間が終わることもある。
歌や絵、体育の時間もない。
(学校によっては、体操の時間があるところもあるが)
もちろん、実験もない。
そんな授業が楽しいだろうか。
そして、ポルポト時代に多くの知識人は殺され、
教師自体も、おもしろい授業や分かりやすい授業を
受けたことがないことも影響している。
教師の給料が安いのも、問題で、
公立の学校で、1ヶ月働いて、25$から40$ぐらい。
これじゃ、いくら、カンボジアでも生活が不可能。
じゃ、どうするか。
副業しかない。
補習授業をしたり、家庭教師をしたりして、お金を稼ぐ。
時には、それで、授業を休む。
進級のために、子どもたちの親から、賄賂をもらう。
進級のためのテストと言って、
子どもたちからお金を取る。
とは言っても、給料が安いのだから、
教師だけを責められない。
教師不足、教室不足、教科書不足。
3教が不足している、カンボジアでは、
いろいろ難しいことも多い。
コメント
1. 給料について
些細な事ですが、もしかしたらケアレスミスでは
ないかと思い、コメントを・・・・。
本文中、一日20~40ドルの『日当』では多すぎるような気がします。
もしかしたら、『週給』か『月給』なのではないかと、思いましたんですが。
お忙しいのに、すみませんです。
ご指摘どおりで。
早速訂正しました。
私が以前に勤めていた学校のカンボジア人教師たちも、
学生一人の授業料が、月3$で、
その半分が、教師の手元に入ってきます。
一つのクラスに学生は5~10人。
高くて、15$、安いと7.5$。
1日に持てるクラスにはやはり限界があって、
4時間がマックスです。
となると、自然に給料の額が出てきます。
たまに、イケメン教師になると、
ちょっと学生が多かったりしますが。
その給料で、私に朝ごはんをおごろうとしてくれるので、
胸が痛んで、2:1で私が払ってましたが。
その時は私の給料もボランティア価格の150$。
3ヶ月だけだったので、サバイバル生活を楽しめましたが。
2. 無題
いくらカンボジアでも
最低80$から100$は要ると思うんですけど。
みんな、家でご飯を食べたりして、
あまり使わないようにはしてますが、
それでも、この給料じゃ…。