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カンボジアでフリースクールをやってます。 スタッフと私の奮闘記です。
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↑ インドで住んでたところが徒歩2分で海でした。
 しばらくはインド特集で。
 普段は静かで穏やかな海ですが、
 津波の時には、人が大勢死んだようです。
 今日はその関連で。

もう2年半前の年末、
まだ覚えている人も多いと思うが、
スマトラ沖で、地震、そして、津波があった。
特に有名なのが、インドネシアやスリランカ、
タイ・プーケットの被害だが、
私がいたチェンナイにも
(チェンナイは旧マドラス、インドの南東部)
津波が押し寄せ、人が死んだ。
私が住んでいたときも、地震の1年半後だったが、
場所によっては、瓦礫の山のままのところが残っていた。

このブログを書くにあたって、久しぶりに調べなおした。
記事が出た時期にブレがあるのと、
未確認のまま、参考にした記事が出てしまい、
本当の様子と多少異なるかもしれないのをご考慮のうえ。

この地震、実はアフリカまで届いていて、
ソマリアでも数十人の死亡が確認された模様。

そして、チェンナイの死亡者も調べたが、
これが、記事が出た時期にもよってバラつきもあるのだが、
チェンナイを含む、タミル・ナドゥ州(南インド)での
死亡者は1万人から1万4千人超。
その3分の1は子供で、
子供が学校に行かない日曜日に地震が発生したことと、
陸まで逃げようとしたが、抵抗力のない子供や女性が
波に飲み込まれたそうだ。

また、子供以外の死者は、
多くは漁民と、住むところがなく、
海で寝泊りしている人だったそうだ。

前にインドで教えていたときに、
学生がこの津波について、スピーチをした。
津波があったときの状況や、
死者、その後の復興の様子などを話してくれた。
でも、気になるのが、最後のまとめ。

悪いことをしないのに、死んだ人は本当にかわいそうです。
でも、死んだ人の中には、ものを盗んで生活している人もいたので、
そういう人は死んでよかったです。

気になって、しばらく、考えていた。
はっきりとした物言いだが、
根は優しい友達思いの彼が、そんな考えをするのかと。
まあ、インドだしな、なんて、思いながらも軽く聞いてみた。

ここら辺の会話は、日本語なので、
真意が伝わってないかもしれないし、私なりの解釈もあり。
彼が言いたかったのは、
ものを盗んだりした人は早く死んで、
もう一度、生まれ変わったほうがいいと。
①いい解釈
 カーストが低く、そんなところでしか生活できないのだから、
 来世でもう一回やり直したほうがいい。
②悪い解釈
 そのまんま。
 悪いことをした人は、現世で生きる資格なし。
 どうせ、カーストも低いし、現世でがんばったってムリ。

これは文化の違いがあるので、コメントしづらいし、
カーストの問題は表向き、なくなったという人もいるけど、
そんなことはなく、やっぱり生活に根付いている。

あの夏、いちばん静かな海でした。


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