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カンボジアでフリースクールをやってます。 スタッフと私の奮闘記です。
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さて、今日は子供たちについて。
いろいろな背景を持つ子供たちがいるんですが…。
でも、その前に、私の教師歴をちょっと書いてからで、
続きはまた、明日にでも。
 
私は以前に、カンボジアで1年半、日本語教師をしていました。
1年3ヶ月は、日本人経営の日本語学校、
3ヶ月はカンボジア人経営の語学学校です。

最初に勤めた学校は、1日1時間の授業で、学費が1ヶ月10ドル。
10$とはいえ、他のカンボジア人日本語教師がやっている学校は、
ほとんどが5$以下、時には、1$なんて所もあるぐらいだから、
通っているのは、そこそこ裕福な学生で、
大学生なり社会人なり、18歳以上の学生が多かったように思います。

しかも、そのほとんどが、英語か中国語を習ったことがあって、
外国語を勉強するのは初めて、という人はほとんどいませんでした。
だから、なんとなくですが、外国語の勉強の仕方が分かっていて、
今考えると、それほど大変なことはあまりありませんでした。
どちらかというと、教材がほとんどなくて、それを作るのには、かなり苦労しましたが。
 
2校目は、自分の学生(でも、日本語の教師)が経営を手伝っている学校。
今は彼は、この学校の運営とスタッフの管理をしてくれています。
もちろん、毎日日本語も教えてくれています。

元々は自分がほとんど趣味で教えていた、中級のクラスの学生でした。
ほとんど趣味なので、1ヶ月に1$で、
半分は教科書の勉強、半分は会話の勉強という名の世間話。
 
そこで、出てきたのが、カンボジア人日本語教師のこと。
カンボジア人教師もさまざまで、本当にいい教師もいます。
次に書くのは、全員が全員じゃありません。
これは聞いてください。

カンボジア人で日本語を教えている教師は、
初級を終わった段階の人と、中級を勉強中の人が半々ぐらいだと思います。
たぶん上級レベルは・・・、探すのがかなり難しいかも。
教師は給料は安いので、みんなガイドや旅行会社勤務を希望するので。

しかし、その他のところに、不思議な所属の人がいます。
初級も半分、カタカナもあやしいような人がチラホラ。
中には、カタカナを勉強したからと言って、ひらがなを教えてみたり、
朝、他の学校で自分が勉強してきたことを、そのまま午後に、自分の学校で教えてみたり。
うさんくさい教師が多いのも、事実です。

それから、カンボジア人教師と勉強しても、授業のほとんどが、カンボジア語で進み、
教科書の問題を日本語で答えるだけで、テストはできるけど、会話が出来ない学生が大多数。
他の学校では、学生をナンパしに来ている教師まで…。
 
そんな話をした時に、その学生(兼教師)が、自分の学校を良くする為に、
私に手伝ってくれないか、と言い出しました。
別に私が行ったぐらいで、良くなるとも、思えなかったのですが。
1回見学に行って、学生と話してみると、教師によって、学生の会話力の差が歴然。
かなり勉強が進んでいるのに、簡単な会話ができなかったり、
目を伏せて、話さないようにして帰る学生もいたので、同じ教師として、ちょっと悲しくなってしまいました。
(私は、いろいろな外国語に手を出しているのですが、
字は全く書けずに、ひたすら会話だけをするタイプなので、外国語は話せてナンボの考えです。)
 
それで、以前は給料200$(職員寮と食事つき)だったんですが、
給料100$、新しい部屋の家賃70$自腹の学校に異動。
ただ、自分の持ち金との関連と、次に働く日本人教師(自分で探してきました)の
兼ね合いで、3ヶ月の勤務に決定。

自分の授業3時間とカンボジア人教師のアシスタントで、2時間。
それ以外の時間は、カンボジア人教師の日本語のクラスに入って、説明を聞いて、
カンボジア語の勉強と、カンボジア語による説明の仕方をひたすらメモしてました。
あとは、休み時間にひたすら、他のカンボジア人教師と会話、時々は文法説明も。
土曜日が、教師相手に、教え方も教えていて。
正直、これが一番緊張もんでしたが。
 
この学校は、外国語を勉強するのが初めてという学生も多く、
時にはカンボジア語を使って、教えていました。
(この時期、びっくりするぐらいにカンボジア語、上達してました)
大変でしたが、その分、学生が話せるようになったときの喜びは格別。
最初は目を伏せていた他のクラスの学生も、
今日はこれを聞こうとか、こんなことを話そうとか、準備してきたり待ち構えていたり、
教師も自分で中級の勉強をしてきて、質問は私に、というように、かなり私の有効利用。
学校の雰囲気も少しではありますが、よくなっていってました。
ある意味、この時期は日本語教師をした期間の中でも、
一番濃い時間だったかもしれません。
 
そんなわたしですが、この学校は…続きは明日。
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